野菜は皮ごと食べる
ジャガイモの芽が出ました。
一番乗りは「シャドークィーン」。
紫色のメークィーンで、しっとりした食感と
加熱しても紫色のままなので、
ジャガイモ料理が華やかになります。
私はしばらく貯蔵して
甘さが増した頃に
蒸し焼きにして食べるのが好き。
去年、
野菜クズを自家製コンポストに入れて
微生物たちの分解パワーで
野菜や果物の皮、いわゆる生ごみを分解して
土に還す、という実験?を繰り返していました。
何が早く分解するのか、
水分とか、熱とか、
日当りがいい方がいい?
日陰がいい?
毎日出る生ごみが面白いくらいに分解され土に戻る様子に、静かに感動して続けていました。
ところがある日。
掘り返してみると、
埋めて2週間以上経つジャガイモの皮がキレイなまま(埋めた時のまま)で、しかも、小さいジャガイモが皮の淵にできていたのです。
同じ日に埋めた野菜クズは跡形もなく分解されて土になっていたのに。
この薄っぺらい皮に
命を繋ぐ力があるなんて、とただただ感動。なんかよくわからないけど、とにかく素晴らしいことなんじゃないか?って。
野菜を皮ごと食べる、というのは
味、栄養価、のことばかり考えていたけど、
それ以上に
命を繋ぐ力、
再生する力、
そうゆう生きるために重要な要素が
皮に備わっているから、
「野菜は皮ごと食べる」って本当の意味がわかった気がしました。
強いて言えば、
捨てる部分なんて本当はないんだよね。
丸ごと全部いただく事で、過不足なく野菜の成分(命を)体に吸収されるから。
野菜を食べるときはまるまる全部食べた方がいいよ、という今日のお話しでした。